予防・ワクチン

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  避妊手術（女の子）

  避妊手術は、望まない妊娠を防ぎ、子宮や卵巣に関連する病気の発症リスク軽減にも効果的です。特にワンちゃんの場合、初めての発情期前に避妊手術を行っていただくと、乳腺腫瘍の発生率が大幅に低下します。

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  去勢手術（男の子）

  去勢手術により、前立腺肥大や肛門周囲の腫瘍、会陰ヘルニアなどの予防に有効です。また、マーキング行動や攻撃性などの問題行動の予防や、ケンカによる怪我のリスク減少にも寄与します。
  特に睾丸が陰嚢まで降りていない「陰睾（いんこう）」の場合、精巣腫瘍のリスクが高まるため、去勢手術の重要性が高まります。

避妊・去勢手術のタイミング

生後6か月以降が避妊・去勢手術に適した時期の目安です。手術のご利用には、ワクチン接種が済んでいる必要があります。
また、手術は予約制ですので、事前にご連絡ください。また、お問い合わせ時には、手術に関する詳細や注意事項もご案内いたします。

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  犬のワクチン

  狂犬病ワクチン

  生後３ヶ月以上の犬には必ず狂犬病の予防接種を受けるように義務づけられています。毎年の予防注射は必ず忘れないようにしましょう。

  混合ワクチン

  伝染病を予防するために行うもので、飼い主様の任意での予防接種となります。

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  猫のワクチン

  混合ワクチン

  混合ワクチンは伝染病を予防するために行う任意での予防接種となります。

フィラリア

※2023年12月現在、当院が推奨しているこの地域のフィラリア予防期間は5月～12月の8か月間です。ただし、飼育環境によっては上記の限りではないケースもあります。お気軽にご相談ください。

フィラリア症は、蚊を媒介して寄生する寄生虫が原因の病気です。ワンちゃんやネコちゃんの心臓や肺動脈に寄生し、成虫になるにつれてさまざまな健康障害が現れます。
特にワンちゃんで重症化するケースでは、血流障害を引き起こし、放置すると死に至る可能性もあります。また、ネコちゃんの場合は寄生虫の数が少なく、診断が非常に困難であり、咳・呼吸困難・嘔吐・突然死のリスクも高くなります。フィラリアの脅威から、ワンちゃんやネコちゃんの命を守るには、何よりも「予防」が重要です。

ノミ

ノミはかゆみ・湿疹・脱毛など、深刻な皮膚病を引き起こす可能性があります。特に代表的な病名は、「ノミアレルギー性皮膚炎」です。
ノミの寄生は夏がピークですが、気温次第では冬でも建物の中で繁殖する恐れがあります。最近では、冬でもノミが寄生している犬・猫がみうけられます。
寄生を防ぐには、年間を通した予防が重要です。
予防薬には飲むタイプや首筋に塗るタイプ、スプレータイプがあります。

マダニ

※マダニの予防は冬場もしっかりと行ってください。

＜マダニによる寄生は、皮膚病や貧血以外に、犬バベシア症や猫ヘモプラズマ症など、命にかかわる重篤な病気を引き起こす恐れがあります。
また、人間もマダニには注意が必要です。特に「重症熱性血小板減少症候群（SFTS）」は、死亡例も報告されている恐ろしい病気です。
マダニの寄生を防ぐには、お薬を用いる駆除が重要です。
まずはペットのマダニ予防に努め、人間にも感染させない環境を作りましょう。